名付けエトセトラ555
2005年3月28日●名付けエトセトラ
偶然、巨匠鳥山先生の「ドラゴンボール」のキャラクターの名前をまとめたページを発見して、そのネーミングに一つの方向性を感じたので紹介しようと思います。まずネーミングにはどういう種類のものがあるんでしょう。僕の知っているものを列挙してみます。(あ、作中で表示する名前ではなく、そのキャラクターの設定上の本名です)。
・英単語や神話の言葉をもじる
創作全体でみると、これが一番多いと思われます。使い方によってはチープ極まりなかったり、厨臭いという評価をうけてしまいやすいです。「わかりやすい」というメリットが謳われますが、一体何がわかりやすいのか僕にはよくわかりません。この英単語はキャラの性格を表してるんだよ、と言われても、それは一種の設定の押し付けで、性格って作中で表現するものじゃないの?と思ってしまいます。なんかズタボロに言ってますが以前僕はこれしかできませんでした。見逃している決定的ないい点があったら是非紹介して下さい。
・フィーリング
「名付けたのは俺じゃなくて、このキャラの親じゃん!英単語使わないよ!」という理念をもった手法です。(気をつければ)厨臭さを出さずに個性や世界を表せます。またそれぞれの文字が持っているイメージや語感、リズムなどでキャラの空気っていうのかオーラも感覚的に表現できるのがいい点。いい点ばかり書いていますが、一応僕はこの考え方を重めにとっています。
・名前が伏線
某海賊漫画のナンタラ・D・ナンタラの「D」などではなく、あー某死神漫画のウンタラ剣八のエピソードがこれかもしれません。説明すると、その名前に主人公あるいはその親の過去が由来しているパターン。ストーリーに絡んでくるのがいい点。ただしちょっぴり難しい。
・パロディ
例外です。ネーミング的に意味があるとすれば、ヤムチャという名前にすれば嫌でもキャラクターの特徴がわかる点でしょうか。本歌取りとはまた違うのかなあ。
これが僕の知っていたネーミング方法です。じらしかたがちょっと卑怯に思えてきたので早いところ紹介しましょう。以下がドラゴンボールで使われている手法です。
・ドラゴンボールの場合
なんとビックリ「英単語や神話の言葉をもじる」の系統。キャラクターの名前が野菜などをもじったものになっています(周知なので言うまでもないですけど)。で、結局のところ何が違うんだというと、「カテゴリ分けされている」という点です。なんとドラゴンボールでは、敵グループや味方などでネーミングパターンがわけられているといるんです。ピッコロ集団は全員楽器ですし、ナメックの集団はナメクジやカタツムリ。特に秀逸なのがフリーザ軍で、ギニューは牛乳縛り、下っ端は果物縛り、クウラ機甲戦隊はドレッシングで、それらをまとめるのがフリーザ(冷蔵庫)というわけです。カテゴリ分けに安住せずに、それを応用して上下関係まで表現。なんかお洒落というか美学すら感ぜられますね。
これはけして鳥山先生の手法が素晴らしいのでこれを使え!という意味ではありません。イイコチャンな締め方になりますが、これらの手法のいい点わるい点をしっかりと理解して、社会的及び文化的に健康で節度ある創作をしていきましょうおわり
//
>トリアコンタンさん
コラムが雑念煩悩の数に!すごいなあ。これでトリアコンタンさんはツクールの悟りを開くことに成功しました。崇めさせていただきますハハアーーッ くだらんことは置いておいてこれからも頑張ってください。楽しみにしてます!
偶然、巨匠鳥山先生の「ドラゴンボール」のキャラクターの名前をまとめたページを発見して、そのネーミングに一つの方向性を感じたので紹介しようと思います。まずネーミングにはどういう種類のものがあるんでしょう。僕の知っているものを列挙してみます。(あ、作中で表示する名前ではなく、そのキャラクターの設定上の本名です)。
・英単語や神話の言葉をもじる
創作全体でみると、これが一番多いと思われます。使い方によってはチープ極まりなかったり、厨臭いという評価をうけてしまいやすいです。「わかりやすい」というメリットが謳われますが、一体何がわかりやすいのか僕にはよくわかりません。この英単語はキャラの性格を表してるんだよ、と言われても、それは一種の設定の押し付けで、性格って作中で表現するものじゃないの?と思ってしまいます。なんかズタボロに言ってますが以前僕はこれしかできませんでした。見逃している決定的ないい点があったら是非紹介して下さい。
・フィーリング
「名付けたのは俺じゃなくて、このキャラの親じゃん!英単語使わないよ!」という理念をもった手法です。(気をつければ)厨臭さを出さずに個性や世界を表せます。またそれぞれの文字が持っているイメージや語感、リズムなどでキャラの空気っていうのかオーラも感覚的に表現できるのがいい点。いい点ばかり書いていますが、一応僕はこの考え方を重めにとっています。
・名前が伏線
某海賊漫画のナンタラ・D・ナンタラの「D」などではなく、あー某死神漫画のウンタラ剣八のエピソードがこれかもしれません。説明すると、その名前に主人公あるいはその親の過去が由来しているパターン。ストーリーに絡んでくるのがいい点。ただしちょっぴり難しい。
・パロディ
例外です。ネーミング的に意味があるとすれば、ヤムチャという名前にすれば嫌でもキャラクターの特徴がわかる点でしょうか。本歌取りとはまた違うのかなあ。
これが僕の知っていたネーミング方法です。じらしかたがちょっと卑怯に思えてきたので早いところ紹介しましょう。以下がドラゴンボールで使われている手法です。
・ドラゴンボールの場合
なんとビックリ「英単語や神話の言葉をもじる」の系統。キャラクターの名前が野菜などをもじったものになっています(周知なので言うまでもないですけど)。で、結局のところ何が違うんだというと、「カテゴリ分けされている」という点です。なんとドラゴンボールでは、敵グループや味方などでネーミングパターンがわけられているといるんです。ピッコロ集団は全員楽器ですし、ナメックの集団はナメクジやカタツムリ。特に秀逸なのがフリーザ軍で、ギニューは牛乳縛り、下っ端は果物縛り、クウラ機甲戦隊はドレッシングで、それらをまとめるのがフリーザ(冷蔵庫)というわけです。カテゴリ分けに安住せずに、それを応用して上下関係まで表現。なんかお洒落というか美学すら感ぜられますね。
これはけして鳥山先生の手法が素晴らしいのでこれを使え!という意味ではありません。イイコチャンな締め方になりますが、これらの手法のいい点わるい点をしっかりと理解して、社会的及び文化的に健康で節度ある創作をしていきましょうおわり
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>トリアコンタンさん
コラムが雑念煩悩の数に!すごいなあ。これでトリアコンタンさんはツクールの悟りを開くことに成功しました。崇めさせていただきますハハアーーッ くだらんことは置いておいてこれからも頑張ってください。楽しみにしてます!
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